ChatGPT(チャットジーピーティー)は「会話ができるAI」として開発された、文章を読み書きするのが得意な人工知能です。
たとえば質問に答えてくれたり、アイデアを一緒に考えてくれたり、文章を直してくれたりと、まるで“ちょっと賢いおしゃべり相手”のような存在です。
スマホでも使えて、日本語もOK。
アプリを入れたり、ブラウザから開くだけで簡単に始められます。
英語で話しかけなくても、日本語で「今日の晩ごはん、何がいいかな?」なんて聞いてみるだけで、すぐに答えてくれますよ。
しかも無料プランでも、十分にいろいろなことが試せます。
有料プランになるとさらに性能がアップしますが、初心者さんが試す分にはまずは無料でまったく問題ありません。
「えっ、こんなことまでできるの?」という驚きがあるはず。
この記事では、そんなChatGPTの便利な使い方を紹介していきます。
日常生活での活用例10選
ChatGPTはビジネスだけじゃなくて、日々のちょっとした困りごとや「誰かに相談できたら助かるのに……」という時にも活躍してくれます。
ここでは、そんな“日常で使える”活用例を10シーンでご紹介します。
1.今日の献立を相談する
「晩ごはん、何にしよう……」と冷蔵庫を見ながらため息。
そんな時、ChatGPTに「冷蔵庫にあるのは、鶏むね肉とキャベツ。これで何か作れる?」と聞くだけで、レシピをいくつか提案してくれます。
さらに、「10分以内でできるものがいい」「子どもが喜びそうな味で」など、細かく条件を伝えれば、もっとピッタリの答えが返ってくることも。
2. SNS投稿の文章を考えてもらう
「InstagramやX(旧Twitter)に投稿したいけど、文章がうまくまとまらない……」
そんな時は「カフェで撮った写真に合う、やさしい雰囲気の文章を考えて」と頼んでみて。
ChatGPTは、言葉のトーンを調整するのが得意なので、自分の雰囲気に合った表現を一緒に考えてくれます。
ちょっとだけ言い回しを変えてほしい、というお願いにもすぐ応えてくれますよ。
3. 旅行プランの下調べ&提案
「今度の週末、京都に行きたいけど、どこに行こう?」という時も、ChatGPTは頼りになります。
行きたいエリア・好み・日程などを伝えると、モデルコースのような旅行プランを提案してくれたり、穴場のスポットを教えてくれたりします。
「雨の日でも楽しめる場所ある?」なんて質問にもちゃんと答えてくれますよ。
4. 忙しい日のToDoリストを作ってもらう
「今日はやることが多すぎて、何から手をつければいいか分からない!」
そんな時、ChatGPTに「午前中に済ませたい家事と、午後の仕事を整理したい」と相談すると、優先順位を考えたToDoリストを一緒に作ってくれます。
リスト化するだけで、頭の中がスッキリしますね。
5. ちょっとした悩みを相談する
「なんとなくモヤモヤする」「最近疲れやすくて……」
そんなふうに誰かに話したいけど、深刻にはなりたくない。
ChatGPTは、やさしく話を聞いてくれる存在としても使えます。
「それはつらかったね」と受け止めてくれたり、「こうしてみたらどうかな?」と、ふんわりしたアドバイスをくれることも。
AIだからこそ、気を使わずに気軽に話せるという安心感があります。
6. 読んだ本や映画の感想をまとめる手伝い
「すごく心に残ったけど、うまく言葉にできない……」
そんな時は、ChatGPTに「この映画、こんな内容だったんだけど、感想をまとめたい」と伝えてみて。
自分の印象を一緒に整理したり、感情に寄り添った言葉選びを手伝ってくれます。
文章を整えてくれるので、感想文やレビューを書くのがぐんと楽になりますよ。
7. アイデア出し(プレゼント・イベント・記事ネタなど)
「友達の誕生日に何を贈ろう?」「このテーマでブログを書きたいけど、切り口が浮かばない」
そんな“ひらめき待ち”の場面でも、ChatGPTは心強い相棒です。
相手の好みや予算、イベントの内容などを伝えると、自分だけでは思いつかないようなアイデアを提案してくれることも。
ちょっとしたブレスト(ブレインストーミング)相手としてぴったりです。
8. 勉強のサポート(用語解説・要点まとめ)
難しい言葉やニュースを分かりやすく説明してほしい時にも活用できます。
「この用語、カンタンに説明して」「このテキストの要点を3行でまとめて」などと頼めば、自分の理解度に合わせた答え方をしてくれます。
特に独学している人には、頼れる先生のような存在になってくれるはず。
9. 英語の文章の翻訳/文法チェック
「英語がちょっと不安……」という場面でも、ChatGPTはサポートしてくれます。
「この英文が合っているかチェックして」「日本語から英語に自然に訳して」といったお願いもOK。
翻訳ツールよりニュアンスに合った言い回しを提案してくれることもあるので、勉強にも実用にも使いやすいです。
10. 子ども向けのお話を作ってもらう
「寝る前に、何かお話してあげたい……でも自分で考えるのは難しい」
そんな時は、「5歳の子にぴったりの、かわいい動物が出てくる話を作って」とお願いしてみて。
ChatGPTは、年齢に合ったやさしい物語を即興で作ってくれます。
同じキャラクターで違うパターンの物語も作れます。繰り返し作るうちにお気に入りのキャラクターが育っていくのも楽しいですよ。
どんな風に話しかければいい? ちょっとしたコツ
「ChatGPTって、どう話しかければいいの?」と最初はちょっと構えてしまうかもしれません。
でも大丈夫。難しい言葉や堅苦しい文章は不要です。
丁寧な文章じゃなくてOK!
「LINEで友達にメッセージを送る感覚」でOKです。
たとえば──
×「こちらの件についてご教示いただけますか?」
◎「〇〇について、簡単に教えて!」
くらいのラフさで大丈夫。カジュアルで自然な言葉の方が、伝わりやすかったりします。
内容はざっくりでもOK
質問や指示は具体的じゃなくてもかまいません。
「猫について教えて」「やさしい言葉で説明して」「もっと明るい感じにしてほしい」
など、ふんわりしたリクエストでもちゃんと受け止めてくれます。
うまく伝わらない時は、ちょっと言い方を変える
最初の返答が「なんか違うな…」と思ったら、言い直しや追加の一言を試してみましょう。
「もう少し短くしてみて」「小学生にも分かるようにして」「他のパターンも考えて」
など、やり取りの中でだんだんちょうどいい答え”に近づけることができます。
話しながら整えていくものなので、いろいろ試してみてくださいね。
まずは「ちょっと聞いてみる」から始めよう
ChatGPTは「すごく便利そう」だからこそ、「なんだか難しそう…」と感じてしまうこともあるかもしれません。
でも実際は、もっと気軽に、雑談するような感覚で使っていいものなんです。
「ちょっと聞いてみようかな」
「こんなこと頼んでいいのかな?」
そんなふうに少しずつ話しかけていくうちに、自分なりの使い方がきっと見つかります。
料理の相談でも、日記のまとめでも、SNSのひとことでも。
日々の中に“ちょこっとAI”があると、思った以上に頼りになりますよ。
まずは気軽に、ChatGPTと会話してみてくださいね。